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SFプロトタイピングとは

「X年後の世界」をSF作家と共に描きながら、企業のビジョン策定やプロダクト開発に落とし込む仕組み

「SFプロトタイピング」とは、サイエンス・フィクション(SF)的な発想を基に、まだ実現していないビジョンの試作品=プロトタイプを作ることで、他者と未来像を議論・共有するためのメソッドです。アメリカではMicrosoftやIntel、日本ではSONYやサイバーエージェント、NTT、東京都水道事業局など様々な企業で取り入れられています。

「20X0年の未来の社会はどうなっている?経済は?インフラは?人々の価値観の変化は?消費行動は?」……など、未来の世界を具体的に創造する問いを繰り返すことにより仮説を立て、ナラティブなアウトプットを繰り返します。最終的には参加者各人がそれぞれが描いたビジョンを短編小説に落とし込みます。そのサービスやガジェットが一般化した社会を具体的に想像することで、UX、カスタマージャーニーなどについて、より解像度高く未来を描ける事が特徴です。

 

最終的には、ディスカッションの中に登場したアイデアから着想を得てSF小説家が一本の短編を書き上げます。そこで描かれた物語は、事業構想や新たなプロダクトの試作において長期的に効力を発揮する強力な羅針盤となることでしょう。また、書かれた小説をメンバーに共有することで、未来のビジョン・幸せにする顧客像などを具体的に実感・共有でき、結果としてメンバー全体の足並みを揃えられる、採用において候補者に企業のビジョンをより実感を持って伝えられる等のメリットが得られます。

なぜSFプロトタイピングが有効なのか

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ワークショップを通じて「未来に関するアイデア」を参加者が考え、それらの未来が実現したとして、暮らしている個人はどのような視点で社会を見ているか、どんな体験をしているのかを議論しながらシミュレーションできる

シミュレーションされた未来に備え「今、これから何をするべきか」を考え、事業に反映したり、サービスや製品をプロトタイプすることが可能

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環境問題や、AIによる仕事の代替、超高齢化による生産可能人口の減少などの社会の急速な変化が予測される中、未来に対する不安が高まっている

=SF(フィクション)ならではの自由な発想、複合的に未来を予測する力を取り入れることで、これからの未来がどうなるかを予測し、先取りして事業に活かせる

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デザインシンキング、シナリオ・プランニングとの違いは?

Functionality You Will Love

01

ガジェットやテクノロジーを介した未来の具現化

未来社会の変化を象徴するガジェット(製品・街・社会制度など)が登場することで、よりテクノロジーや個々の企業の保有する技術に特化した思考実験が可能です。

02

キャラクターからの具体的な眺め

抽象的な視点ではなく、特定の性格や意思、感情を持ったキャラクターの視点から、ガジェットのもたらす具体的な影響が考察されます。また、主人公を誰にするか(ユーザーにするのか、社員にするのか、など)によって複眼的な視点が得られます。

03

プロットによる動的なシミュレーション

断片的なシナリオに留まらず、キャラクターたちの意識や社会状況が時間経過に伴い変容するプロセスを描くことが可能です。

04

​柔軟なアウトプットの設定

最終的なアウトプットの形は小説だけに留まりません。動画シナリオの作成、展示などのほか、ワークショップ参加者の一人一人が未来の架空の企業の代表として投資家ピッチ・IRを行うなど、ゴールの設定が柔軟に可能です。

企業活動に物語る力を接続させ、より良い未来を描く発想の源に。

SFプロトタイピングは、商品開発から企業のビジョン策定、採用候補者への理念の共有など、幅広い目的にご活用いただけます。

1

​物語の形を持って具体的に未来のユーザ体験を描くことで、これまで見過ごされていたニーズやペインに気づき、製品開発に活かせる

2

予測された未来に対し、バックキャスティング的に「これから自分たちは何をなすべきか?」を考えることで、現在自分たちが抱えている課題を発見できる

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4

「◯年後に自社が目指す姿」を物語化することで、採用候補者や社員とビジョンを共有できる

5

「正解」「不正解」を求めるメトリクスや方程式から離れ、思考のキャップを外すことでよりイマジネーションに富んだ創業が可能になる

3

メンバー研修に取り入れることで、未来志向の社員を育成。危機感やビジョンを共有できる

6

​ユートピアだけでなく企業にとって不都合な現実も描くことで、より実用的な戦略策定・ビジョン策定が可能になる

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